
Python 3 の基本的な構文
Python 3は、シンプルで読みやすいコードが書けることで人気のプログラミング言語です。他の言語と比べて、記号や構文が少ないため、初心者でも比較的習得しやすいと言われています。
ここでは、Python 3の基本的な構文について説明します。
1. インデント
Pythonは、インデントを使ってコードブロックを区切ります。これは、他の言語では中括弧 { } を使うことが多いですが、Pythonではインデントの量でブロックを判断します。
if score >= 80:
print("合格しました!")
else:
print("頑張りましょう!")
上のコードでは、if
文の後に4つのスペース分のインデントがされています。これが、if
文のブロックであることを示しています。
インデントの量は、スペース 4つが推奨されています。タブや混合することは避けてください。
2. 変数
変数は、値を保存するための領域です。変数は、=
を使って定義します。
message = "Hello, World!"
print(message)
上のコードでは、message
という変数に文字列 "Hello, World!" を代入しています。そして、print()
関数を使って変数の値を出力しています。
変数の名前は、英数字やアンダースコア(_)が使えます。ただし、数字で始まる名前は使えません。
3. データ型
Pythonには、様々なデータ型があります。代表的なデータ型は以下の通りです。
- 数値型 (int, float, complex): 整数、小数、複素数を表します。
- 文字列型 (str): 文字列を表します。
- ブール型 (bool): True または False の値を表します。
- リスト型 (list): 複数の値を順番に格納したコレクションを表します。
- タプル型 (tuple): 複数の値を順番に格納したコレクションを表します。ただし、リスト型と異なり、値を変更できません。
- 辞書型 (dict): キーと値のペアを格納したコレクションを表します。
データ型は、変数に代入する値の種類によって決まります。
4. 演算子
演算子は、値同士の計算や比較を行うために使用します。Pythonには、様々な演算子があります。
- 算術演算子:
+
,-
,*
,/
,//
,%
,**
- 比較演算子:
==
,!=
,<
,>
,<=
,>=
- 論理演算子:
and
,or
,not
5. 制御フロー文
制御フロー文は、プログラムの流れを制御するために使用します。Pythonには、様々な制御フロー文があります。
- if 文: 条件に応じて処理を分岐します。
- for 文: コレクションを繰り返し処理します。
- while 文: 条件が真の間、処理を繰り返します。
6. 関数
関数は、コードをまとめた再利用可能なブロックです。関数を使うことで、コードをより読みやすく、メンテナンスしやすくなります。
def greet(name):
print(f"こんにちは、{name} さん!")
greet("田中") # こんにちは、田中 さん!
greet("佐藤") # こんにちは、佐藤 さん!
上のコードでは、greet
という名前の関数を作成しています。この関数は、引数として名前を受け取り、その名前を出力するメッセージを表示します。
7. モジュール
モジュールは、関連するコードをまとめたファイルです。モジュールを使うことで、コードをより整理しやすくなります。
# モジュール1.py
def hello():
print("Hello!")
# モジュール2.py
import モジュール1
モジュール1.hello() # Hello!
上のコードでは、モジュール1.py
とモジュール2.py
という2つのモジュールを作成しています。モジュール2.py
では、import
ステートメントを使ってモジュール1.py
のhello()
関数を呼び出しています。
8. 例外処理
例外処理は、プログラムの実行中に発生するエラーを処理するために使用します。
try:
num = int(input("数値を入力してください: "))
print(100 / num)
except ZeroDivisionError as e:
print("0で割れません!")
except ValueError as e:
print

サンプルプログラム:氏名と年齢を入力して、挨拶するプログラム
このプログラムでは、氏名と年齢を入力して、"こんにちは、[氏名]さん![年齢]歳ですね!"というメッセージを出力します。
# 氏名と年齢を入力するための関数
def get_name_and_age():
"""
氏名と年齢を入力して、タプルとして返します。
Returns:
(str, int): 氏名と年齢
"""
name = input("氏名を入力してください: ")
while True:
try:
age = int(input("年齢を入力してください: "))
break
except ValueError:
print("年齢は整数を入力してください。")
return name, age
# メインプログラム
def main():
"""
メインプログラム
"""
# 氏名と年齢を取得
name, age = get_name_and_age()
# メッセージを出力
print(f"こんにちは、{name}さん!{age}歳ですね!")
if __name__ == "__main__":
main()
解説
- このプログラムは、
get_name_and_age()
関数とmain()
関数の2つの関数で構成されています。 get_name_and_age()
関数は、氏名と年齢を入力して、タプルとして返します。input()
関数を使って、ユーザーから氏名と年齢を入力します。try-except
構文を使って、年齢の入力が不正な場合にエラー処理を行います。- 正しい入力が得られたら、氏名と年齢をタプルとして返します。
main()
関数は、プログラムのメイン処理を行います。get_name_and_age()
関数を呼び出して、氏名と年齢を取得します。- 取得した氏名と年齢を使って、挨拶のメッセージを生成します。
print()
関数を使って、挨拶のメッセージを出力します。
- プログラムの冒頭には、コメントを使って各関数の役割を説明しています。
- 関数内部にも、コメントを使って処理の流れを説明しています。
- コードは、インデントを適切に使って、ブロック構造をわかりやすくしています。
このプログラムをさらに発展させる
- 氏名と年齢のほかに、出身地や趣味などの情報も入力できるようにする。
- 入力された情報に基づいて、より個性的な挨拶のメッセージを出力する。
- ファイル入出力を使って、氏名と年齢のデータを保存できるようにする。
このサンプルプログラムは、Pythonの基本的な構文を理解するための参考になれば幸いです。
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